現実に戻って袋小路
ここ3日間は遠くから来た友人に付き添って、観光案内をしていた。朝早くから夜遅くまで、綿密に計画を立て、観光の手伝いを。睡眠時間は4時間ほどで私にとってはとても短い。友人と会えるのは嬉しいけれど、それ以上にどっと疲れてしまった。
今日それが終わったのだけど、今度はなんだか眠れない。頭が痛い。
一気に現実に戻ってきて、その現実が辛くてまたまた苦しくなってしまっている。
元気になったと思ったらまた落ち込んで、本当にジェットコースターみたいだ。でもこれがまたじわじわと辛いんだ。
一番休めるはずの場所にいるときが彼らと会ってしまう可能性が高いため、心休めず、常に気持ちは張り詰めた状態。我ながらよくほぼ4ヶ月耐えたと思う。
そして私はあと1週間でここを去る。嬉しい、というよりホッとする気持ち。もうこれ以上心配しなくていいんだ、見なくていいんだ、という気持ち。
でもここにきて、寂しい気持ちも出てきた。この街には学生の頃から長い間住んでいた。綺麗な街で住みやすく、好きな街だった。
それなのに、私は自ら出ようとしている。もういい加減でないと本当に心は壊れてしまう。でも、寂しい気持ち。彼とふたり、この街で幸せになりたかった、という心残り。
ただ、今私にできることは距離を置くことだけ。それがまたもどかしい。でも、今は…。
きっと距離が離れれば、好転する気がする。大丈夫だ、私、と自分に言い聞かせる。
大丈夫、絶対にうまくいく。今はただの途中経過なんだ。