すべてが幸せへの途中

30歳にして振られ、絶望真っただ中の私。このまま悲しみに暮れて生きるのもどうしようもなく苦しすぎるので、幸せになろうと決意。潜在意識や引き寄せ、色んなことを駆使して克服、幸せになっていこうというブログです。そう、どんなことも渦中にいたら辛いけれど、後から思えば「あれは幸せになるための途中経過だったんだ」

30すぎて独身なんて

仲の良くない私のいとこが妊娠した。

それを面白くなさそうな雰囲気を隠しつつ、母が私に言った。そういえばね〜と思い出した感じで。

私は言った。「いとこはそれが女の一番の幸せだと思ってるから私に勝ち誇った態度で接してくるんだろうな。でも、幸せな形は人それぞれだから私には関係ないよ。」

母は言った。「でもみんな思うんだよ。30すぎて独身なんて。」


それを言われてまた心臓が凍りついた。

しばらく言葉が何も出なかった。その時間は実際は数秒だったけど、永遠にも長く感じられた。


ああ、またか。母は悪気なく、こうやって私の自己肯定感を奪っていく。私は無意識に自分には価値がないんだ思うようになり、悲しくなったり消えたくなる。


そして自分で自分を必死で鼓舞する。私は生きてるだけでいいんだよ。生きてるだけで可愛いんだよ。尊いんだよ。と。

必死で鼓舞する。

生きてるだけで、息をしてるだけでも私はえらい。それでいいんだよ。と。


思い出を積み重ねて生きていく

思い出を積み重ねていく。

それが悪いものだったら、いいものを上にさらに重ねていく。

少しずつ、いい思い出を重ねていこう。ひとつひとつ。


冷静に考えたら、私のことが心配に決まってるし、気になるに決まってる。

自分の母国で、言語を学んでいるなんて。嬉しいに決まってる。

だから、未来も明るいよ。


彼から私に連絡が来るし、私との関係をまたやり直して恋愛をしたいというようになる。

母の呪縛

そういえば、最近モテるということを母に電話で話してみた。
そこで母に言われたことをまとめてみると、
「あまり調子に乗らないほうがいいよ」
「そんなモテたって別に全然嬉しいことじゃないんだから」
「最近たるんでるんじゃない?気を引き締めなさいよ」

私は別に調子に乗ってもいないし、淡々と話しただけなのに、なんか私自身をまるっと全否定された気持ちになった。

お前にそんな価値はないんだよ、身の程をしって生きていけよ。
そんなふうに感じてしまった。ここでまた私の自己肯定感が下がってしまうんだ。自然と自分に自信がなくなって、自分なんかって思うようになってしまうんだ。

母にはそういう意識はないんだろうけど、そう娘をさせてしまうんだよ。

もし私が母だったらなんていうかな。
「さすが私の娘。私の娘なんだからモテて当然よ。」
「あなたは綺麗で可愛いからね。」
「いいね〜これからもモテつづけるよ。素敵な人もたくさんいるよ。あなたなら出会えるよ!楽しみだね〜」

さくっと思いついたのでこんなところか。もしこう言われ続けて育ったら自己肯定感の高い人間になったんだろうな、なんて思う。
人は言葉によって変わる。言葉の力は大きい。

私は母にはその言葉の力を与えられなかった。だから自分で自分を鼓舞するんだ。
大丈夫。私なら大丈夫。

外国人というレッテル

今ならあの時彼が悩んでいたことが分かる気がする。


外国人と結婚するということ、しかも相手は自分の母国語を全く話せない。自分の国に住んだこともなく、住めるかも分からない。

家に帰ったら、好きだけど外国人の相手。自分は必然的に外国語を使わなくてはいけない。


それは結構なストレスだと思う。


そんな時に、昔すごく好きだった女性が近づいてきた。

その女性は自分と同じ国籍で同じ母国語。

その女の嫌な面を知っているものの、顔はタイプ。

なによりも同じ国籍で同じ言葉を話せる楽さ。

すごくすごく思い悩んで疲れていた時に、その女が現れて、一緒に住まないかと提案された。

それは昔に自分がすごくしたかったこと。

レールを引かれて、それは彼にとって楽だった。

だからそっちに流されていった。


でも、私のことを好きな気持ちがあったのは本当。だから私を見ると切ない顔をするし、苦しい思いもある。


そんなところだろうか。


当時はすごく納得がいかなくて、とてもとても辛かった。苦しんだ。


でも、今自分が彼の母国、私にとっては外国に住んでいて、分かることもある。

外国に住むのはとても大変だ。しかも私は今は仕事をしてないが、仕事をするようになったら尚更だ。

文化も違うし、国の発達度も違う。日本には男尊女卑とか女性に対して大きな負担があったりとか厳しすぎるとか色々と問題もあるけれど、そうは言っても先進国。

街の綺麗さや、秩序だった一面、経済や政治が安定しているところ、良いところがたくさんあるんだ。

日本にいると気づかないけど日本って大国なんだよ。


うん、それと比べると、外国人という立場で外国に住むのはなかなか辛いし大変だ。


彼が考えたことはそういうことなんじゃないだろうか。

そう思えば、誰が彼を責められるだろうか…私はずっとどこか心の中で彼を責めていた。

でも、当時彼が決めたこと、それはどうしようもないことだったんだ。


今ならそう思えるよ。

モテすぎる

異国に来ておよそ1ヶ月。生活にも慣れてきたかな。

そんな今、気づいたけど、私かなりモテている。街を歩けば男性からの熱い視線。目が合いすぎる。国民性なのか知らないが、彼らガン見をしすぎなのでは…。

あまりにも見られるので最近は視線に気がついてもあえて気づかないようにして目を合わせない。ええ、どんなに熱烈に見られようと。

汗だくで自転車を降りたらあなたはとても美しいとナンパされ、レストランで食事をしてたら、なんて上品なんだ、と声をかけられ。

クラスメイトの8割にデートに誘われ。誘われなかった人は既婚、彼女持ち。授業中にもかかわらず私の写真を撮られ。一回り年下の男性に綺麗な公園を見つけたからあなたの好きな鳥を見に行こうとデートに誘われた時はもう…。


モテすぎて疲れる。こんなにモテるのは人生で初めてだ。

モテすぎるってこんなに疲弊するのか、と。


人生は何が起こるか分からない、本当に。

でも、これはいい兆候だと思おう。私の好きな彼に近づいているのだと。あ!言語交換をすることにしたのだけれど、相手が彼の名前と一文字違いだった。なんて偶然なんだ。これは少しゾワっとした。

少しずつだけど、引き寄せているんじゃないかな。


うん!そうだ。そう考えよう。

It’s getting better.よくなってきている。

偶然なんてものはない。全ての偶然は必然。

時々ふと襲ってくるどうしようもない辛さ、ネガティブな妄想、そういったものに負けないように、強く生きていこう。

好きになる男の条件

この人は年収がいくらだからお金持ちだから、とか。

この人は私のことが大好きで愛してくれているから、とか、この人の性格は誠実で優しくて浮気をしないから、とか。


女性がその人を好きな理由を一生懸命考え始めたら、それは恋ではない気がする。


少なくとも私は、理由なく本能的に、あ、この人好きだって思う。思うというより気づくって感覚の方が近いかもしれない。気づいたら落ちている。


だから、ある男性の良い条件を考えて、並べ立て始めたらそれは危険信号な気がする。


それは本当に恋なの?

彼氏になれそうな男友達?

好きになれるかも?

そう思った男友達と二人で遊んできた。市場で食事をして、ぶらぶら歩きながら、飲み物を買ったり、占いをしたりした。


この前夜、もしかしたら彼のことが好きなのかも、と思った。彼がもうすぐ離れていくと思ったら寂しい気持ちがするし、何だかんだで彼といたら将来も安泰、な気がした。


で、一緒に遊ぶという名のデートをして、やっぱり違うな…と思った。

まず彼の顔を始めてじっと見てみた。けれども、思ったことは、「なんかこの人の顔って丸いな。あっ、目が合った。彼は意識してる目をしてる。でも…だめだ。全然ときめかない。」


そう、ときめかないのだ。全く。かっこいいとも思えない。

話していても上の空になってしまう。会話の内容が面白くないのだ。例えば少し政治の話題を振ってみてもさらりと流される。話応えがない…。


私が遅刻をしても彼は全く怒らないし、全体的に彼は終始優しかった。外国に行った時のお土産もわざわざ重いものを買ってきてくれた。


でも、やっぱり、去っていく寂しさや、人に取られそうな焦燥感とか、そういうものから好きかも?と思うのって大抵違うよね。

目が醒める。うん、違う。これは恋ではなかった。