母の呪縛
そういえば、最近モテるということを母に電話で話してみた。
そこで母に言われたことをまとめてみると、
「あまり調子に乗らないほうがいいよ」
「そんなモテたって別に全然嬉しいことじゃないんだから」
「最近たるんでるんじゃない?気を引き締めなさいよ」
私は別に調子に乗ってもいないし、淡々と話しただけなのに、なんか私自身をまるっと全否定された気持ちになった。
お前にそんな価値はないんだよ、身の程をしって生きていけよ。
そんなふうに感じてしまった。ここでまた私の自己肯定感が下がってしまうんだ。自然と自分に自信がなくなって、自分なんかって思うようになってしまうんだ。
母にはそういう意識はないんだろうけど、そう娘をさせてしまうんだよ。
もし私が母だったらなんていうかな。
「さすが私の娘。私の娘なんだからモテて当然よ。」
「あなたは綺麗で可愛いからね。」
「いいね〜これからもモテつづけるよ。素敵な人もたくさんいるよ。あなたなら出会えるよ!楽しみだね〜」
さくっと思いついたのでこんなところか。もしこう言われ続けて育ったら自己肯定感の高い人間になったんだろうな、なんて思う。
人は言葉によって変わる。言葉の力は大きい。
私は母にはその言葉の力を与えられなかった。だから自分で自分を鼓舞するんだ。
大丈夫。私なら大丈夫。